0401 宛名のない手紙

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日記を

宛名のない手紙のように

あるいは

今日という日に宛てた手紙のように

書いてみよう

はじめまして

よろしく。

0411 ミルク

milk.jpg      朝起きたらミルク

   コーンフレークにミルク

     瑞々しい苺にミルク

  愛用のマグカップにミルク

いつものコーラをやめてミルク

       大好きなミルク

    眠りに就く前にミルク

     ROCKにもミルク

    微力ながら大量廃棄を

少しでも食い止めるべくミルク

0516 優しさの使い方

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優しさの使い方が判らない と きみは言った

時に優しさは

暖かく穏やかな風のように
柔らかな白い羽のように
静かに歌う川のせせらぎのように

目の前の霧を吹き消し
疲れや痛みや悲しみを癒し
夢や希望や愛の存在を気づかせてくれる

優しさは使い方より
持っていることが大切なものじゃないかな?

お金を持っていたら
欲しいものを欲しいだけ買うことが出来るし
傘を持っていたら
雨が降ってもビショ濡れにならなくてすむし
携帯電話を持っていたら
伝えたいことを伝えたい人に伝えることが出来る

もちろん使い方も大切だろうけど
持ってさえいれば必要だと感じた時に
使えば良いんじゃないかな?

お金は欲しいものがない時に
使う必要はないし
傘は雨が降ってもいないのに
さす必要はない
携帯電話も伝えたいことがないのに
かける必要はないでしょ?

どれも色や形や機能には様々な種類のものがあって
それを必要に応じて自分で選んで使う訳だし

持ってるだけのお金でしか
買うものは選べないし
その日の気分で傘を選びたくても
突然の雨じゃ玄関にある傘でしか出かけられない
いくら誰かと話したくても
電波の届く所でしか携帯電話も使えないんだ

同じように
優しさも必要だと感じた時に
自分の持ってる優しさしか使えないんで良いんじゃないかな

厳しくすることこそ優しさだとか
優しさの押売りはイケナイとか
色んなことを言うけれど
きっとみんな自分が持ってる優しさでしか
それを表現できないだけなんだと思うな

優しさの使い方で悩むなんて
優しさを本当に有り余るほど
たくさん持ってる人の悩みなんじゃない?

大金持ちならお金の使い方も悩むだろうけど
普通は持ってるだけのお金で
必要な時に必要なものを買うことで精一杯だと思うよ
時にはちょっと贅沢を楽しんでみたりもするけど
お金のやりくりに悩むことはあっても
使い方に悩むってのは少しでも余裕がある時のことだと思うんだ

だから雨が降った時に傘をさすように
必要な時に自分の持ってる優しさを使えば良いんだよ
逆に言えば
きっとそれしかできないんだ

自分の持ってる優しさの種類を変えたいなら
お金を貯金してみたり
色んなデザインの傘を集めたり
携帯電話を新しいのに機種変更するみたいにして
前もって今度使う時のための準備をすれば良い

ただし 優しさは簡単に手に入らない
だから どこかで優しさを見つけたら
それが 必要だからこそ
今そこにあるんだってことを思い出して欲しいな

優しさを使って欲しい なんて望んでないんだ
きみが優しさを持っていてくれることこそ 願っているよ

0607 天使のくちづけ

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アドバイスは
聞く耳を持つ者に与えられる

喜びは
笑顔を持つ者に与えられる

愛は
ハートを持つ者に与えられる

夢は
願いを強く持つ者に与えられる

希望は
歩き続ける者に与えられる

真実は
目を背けない者に与えられる

勇気は
逃げ出さない者に与えられる

救いの手は
努力した者に差し伸べられる

幸せは
苦しみを乗り越えた者に降り注がれる

平和は
不安を消し去った者に訪れる

天使は
愛すべき者にくちづけをする

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0720 夏色の恋

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何から始める?

新しい夏色の服を着て
海に行く?
こんがり肌を焼いてみる?
冷たい氷いちごを食べてみる?

お気に入りの浴衣を着て
花火に行く?
手をつないで河原を歩いてみる?
寝っ転がって流れ星を数えてみる?

友達になって
お茶してみる?
お互いを知るために
一晩中ふたりで語り合う?

やってみたいことがあり過ぎて
何から始めれば良いのか?
わからなくなってしまったら
まずは恋から始めるなんてどぉ?

0811 すべてはきみの瞳の中に

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すべてはきみの瞳の中に
正しく映っているのだろうか?
この想いはきみの瞳の中に
正しく映っているのだろうか?
いつでもきみの瞳の中に
カメラみたいに僕をつかまえて
見つめていて欲しい

*   *   *

いつかきみはこう言ったね
大接近しないと見られない
澄んだ瞳の奥にある輝きは
私だけが知ってる秘密なの
・・・・・・・・・・・と

でも・・・・・・・・・・
不意に写真撮っても良い?
なんてレンズをかまえたら
きっときみは本当の笑顔を
心に隠しちゃうんだろうな

芸術は最も美しい嘘である、と
ドビュッシーは言ってたけれど
写真という芸術は真実の断片を
僕達に見せてくれることがある

きみが心を開いてくれるのは
僕がきみを見つめてることが
空気のようになった時かな?

ムリヤリ大接近するんじゃなくて
自然に心の距離が縮まって初めて
僕はきみの瞳の奥に隠れた真実を
覗くことが出来るのかも知れない

0818 昨日発明日行き 想い出ポケット

spain.jpg僕と舟に乗って 旅に出かけよう

胸の奥の想いが 流れ着くという

昨日に浮かんだ あの小さな島へ

伝えたかった事 聞きたかった事

言葉にできずに 鍵をかけた想い

ポケットの中で 握りしめながら

0824 赤い靴はいてた 女の子との再会

red-shoes1.jpg港の見える丘で 僕は待っていた

遠い日に戯れた 柔らかな微風を

夕暮れと語らい 海鳥に手を振る

ハートを抜いた トランプの様に

何かが欠けたら 意味のない午後

僕は掛け算より 足し算を選んだ

0828 ラブ*レタァ

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手紙に予言を書き残し
ここに置いて旅立とう

ゆっくりと坂をのぼり
一緒に積み木を積んで
時には雨に打たれたり
時には一晩中星を眺め
笑顔の尊さを忘れずに
溝があったら橋を架け
喉が渇いたら水を与え
泉を見つけたら休憩し
心が躍ったら歌を歌い
涙が零れたら上を向き
奇跡が起きたら驚いて
悲劇が起きても諦めず
世界中を敵に回しても
平和を信じて歩き続け
あるがままを受け入れ
悩みを聞き喜びを伝え
足下を照らし夢を語り
振り出しに戻った時は
もう一度坂をのぼって
二人で長い旅をしよう
目指す終着地点はここ
再び戻って来れたなら
長旅を終えたその時に
一緒に手紙を開くんだ

僕は手紙にこう書いた
きみこそ僕の運命の人

0911 大切なものを大切にしている人達へ

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目覚まし時計が
鳴り響いたみたいに
僕等は5年前
飛び起きた

それまで
深く眠っていたかのように
なんだかホントに
世界のものを何ひとつ
見ていなかったかのような
不思議な気持ちを
味わったんだ・・・

目の前で起きていることが
頭の中で繰り返しスローモーションで再生され
時計の針が進むスピードと
ちっともシンクロしてくれない

曖昧な正義が霧のように視界を遮り
振り向いて目を凝らしても 
どの道が歩いて来た道かさえ判別できない

ピレネー山脈を越える巡礼者達と
エルサレムを目指す者達が辿り着く場所は
全く違う世界なのだろうか?

戦争を知らない人々と
平和を知らない人々とでは
どちらが世界を良く知っているのだろう?

水や食料や家族や隣人や命や今という時間の大切さを
より深く理解しているのは間違いなく後者だ

僕等は生きている間に
大きな選択を迫られる日が訪れた時
果たして本当に大切にするべきものに
フォーカスを絞って行動できるだろうか?

真実の曖昧な情報に振り回されずに
進むべき道を見極めることができるだろうか?

しっかりと希望を見失わず歩くことができたとしても
それでも誰も一人では何も出来やしない

だから大切なものを大切にしなくちゃいけないんだ

平和につながる道を探し出すのは容易じゃない
けれど自分が生きていく上で『欲しいもの』じゃなく
『大切にするべきもの』を誰もが大切にして
未来に向かって歩いて行くことが出来たなら
別々の道を歩いていたはずの人々も
同じ道の上を共に歩ける日が訪れるかも知れない

なぜって『大切だと教えられたもの』じゃなく
『人間が生きていくために本当に大切なもの』は
きっと世界中みんな同じはずだから

0918 太陽によく似た道化師

pierrot.jpgいつも笑顔でいる事が

一体何のためなのか?

解って貰えなかったら

道化師は悲しむかな?

僕にはそうは思えない

むしろそんな心配こそ

最も望んでないハズさ

願いは胸に秘めたまま

太陽が毎朝昇るように

道化師は今日も明日も

誰かに笑顔を運ぶんだ

0928 キミが思ってるよりもっとボクはキミを思ってるかもしれない

街で不意に優しく澄んだ瞳に出逢うと ボクはキミを思い出す

ちょっぴり我侭な顔をした花を見ると ボクはキミを思い出す

いつもと違う凛とした静寂に満ちた朝 ボクはキミを思い出す

メールを読んで少し鼓動が早くなると ボクはキミを思い出す

ぽっかりと時間に穴が空いてしまうと ボクはキミを思い出す

月が歌う美しい旋律が聴こえてくると ボクはキミを思い出す

可愛いモノを見たり楽しい事があると ボクはキミを思い出す

どうして特別なのか疑問が湧くと必ず ボクはキミを思い出す

誰かに自分を信じて欲しい時は真先に ボクはキミを思い出す

なのに迷宮を彷徨っている時はいつも ボクはキミを忘れてる

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1003 天国の色えんぴつ

iroenpitsu.jpg天国の色えんぴつには

星の数ほど色があって

大好きな赤も瑠璃色も

ストロベリー色もある

金色や薔薇色もあるし

夢の色や心の色もある

そんな

天国の色えんぴつの空色を使って空を描いたら
    朝と昼と夕と夜に違う空の色になった

天国の色えんぴつの緑色を使って森を描いたら
    春と夏と秋と冬に違う森の色になった

天国の色えんぴつの虹色を使って虹を描いたら
    雨や涙や冒険の後にだけ七色に輝いた

天国の色えんぴつの肌色を使って人を描いたら
    ボクもキミもみんなが違う色になった

天国の色えんぴつの星の数ほどの色々な色には
    空には空のキミにはキミの色があった

1006 部屋の窓辺に降る旋律

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真夜中の静寂を待って

星空を仰ぎ耳を澄ます

今夜は綺羅星が瞬いて

特別な歌で祝福する夜

樹々の葉も拍手で讃え

風や虫が歓声を上げる

姿なき英雄達の演説と

漆黒の楽団のパレード

シャンパンの泡の如く

月から光が零れ落ちて

部屋の窓辺に降り注ぐ

1016 C'est la vie

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放課後のデートに誘われた
パリのリセエンヌみたいなきみと
無邪気に瞳を輝かせて
あれこれ楽しそうに話すのを
うんうんと頷いて聞きながら
時間と睨めっこしてる対照的な僕

大切な人に迷惑をかけるくらいなら
このちっぽけな幸せを手放すことなど
躊躇う必要もないはずなのに
時計の両腕が指差している数字を
長いこと確かめる勇気を持てずにいた

グラスをゆっくりと傾けて
氷をグルグルまわしてみたり
ポケットに手を突っ込んで
椅子に深く座り直してみたり

違う角度から見たら
違うきみを発見できそうな気がして
斜めから上目遣いに視線を送る
エッフェル塔の美しさは何処から眺めても変わらない
僕は参ったとばかり髪を掻き毟る

何故きみの名前を知ってる気がしたのか?
何故きみの瞳の中に楽園が見えるのか?
何故きみだけを特別だと感じるのか?

恋が作り出した多くのミステリーは
ラズベリーソーダにでも溶かして
飲み干してしまわなくちゃ

結局、僕はきみの欠点など見つけられないまま
溜め息を一つ吐いたあと
愛するモンマルトルに別れを告げるように
ジャケットの胸から懐中時計を取り出して
今が出発の時だと確認する

大切な想いは胸の奥に仕舞って
心のスイッチを切り替える

きみはゴメンナサイと言い
僕はアリガトウと手を振った

1116 20年前の僕への手紙

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きみにヴィジョンを与えよう

真夜中
つけっぱなしのテレビの雑音と
高周波の耳鳴りだけが聴こえる部屋の中で
どこからともなく届く声に
寝ぼけた脳細胞を起動させながら
ゆっくりとフォーカスする

存在意義は心の中にあるわけじゃない
疲れて眠り夢を見た後は
目を覚まし起き上がり歩き出し行動せよ
その繰り返しの中に
存在意義は静かに浮び上がってくる

大きなもの
中くらいのもの
小さなもの
3つ選択肢が目の前にある時は
いつも小さなものを選べ
その中に幸福があるかどうかではなく
その中から幸福を見出せ

ピッチャーは投げる時
バッターは打つ時が勝負の時
投げる時は戦術を
打つ時は見極めを

絶望しても
命を断たず
思いを断ち
何も考えず歩き続けろ
目の前に希望がなければ
その先にある

人生の基盤を築きたければ
挨拶をせよ
こんにちは
ありがとう
ごちそうさま
そこに社会の基盤がある

傷つけられても
裏切られても
騙されても
罪を憎んで人を憎むな
心が揺れたら
胸に手を当て
救ってくれた人
許してくれた人
信じてくれた人の
愛の深さを思い出せ

右と左
前と後
天と地
光と陰
嘘と真実
愛と憎しみ
対極にあるはずのものが
心の中に同居していても
矛盾を恐れることはない
恐れるべきは
自分の判断を信じて
行動する勇気を失うことだ

時には一人で旅をせよ
自分を
周りを
世界を
人生を
再発見することが出来る

自分に正直であれ
他人に親切であれ
失敗をし
誤解をされ
迷うことがあっても
きみが
きみ自身であることに
変わりはない
だから何があっても
自分に正直であれ
他人に親切であれ

言い訳をし
嘘をつき
秘密を持ち
そうしてきみは
窓を作り
鍵を作り
壁を作ってしまう
陽射しが差し込むように
窓を開け
鍵を開けて
友人達を招き入れ
世界から孤立しないように
壁を壊せ

成功者は讃えるべき存在であって
嫉妬するべき存在ではない
彼等は山を先に登ったに過ぎない
山はなくなったりしないのだから
登りたい山があれば登れば良い
登りきれない山があれば
登りきった者を改めて敬い
自分自身の力を知れたことを良しとせよ
再挑戦したければ鍛錬し
目標を変えて自分のペースで登れる山を探したり
海を渡る冒険に出かけたって良いじゃないか
山を登る者同士が行き交う時に
笑顔で声を掛け合う意味を知った時
きみは山に登る楽しさも
成功すること以上に価値あるものも
手に入れることになる

そして
ヴィジョンが見えたら
直感を信じて翼をひろげ
降り注ぐ色彩の洗礼を受けよ
きみ自身が
そのヴィジョンとなるために

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1127 生まれたての未来

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その薄いローズ色の唇で囁くと

水彩で描いた花々のように美しい香りがする

寂しさの消えた午後

手探りで未来とダンスするように

きみは新しい自分の覚醒を感じている

夕べ僕はきみの瞳の中に

スターダストを見つけたんだ

それは煌めく星の原石のような

輝きを内包した生まれたての未来

ヒラヒラとアゲハ蝶のように舞う

移り気な軌跡を描く不確実性に満ちた約束

新しいきみの誕生におめでとう

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