0401 最後の晩餐

昨日までの沈黙が嘘のよう
美しい黄山の雲海を眺めていたのは夕暮れの前?

今すぐに旅立つというのなら
迷わずヴァチカンを目指すと良い

深い眠りの中でミケランジェロに誘われ
彼が礼拝堂を徘徊している

形の歪んだ真実と神聖なる秘密の狭間で
ゆっくりと天を仰ぎ胸の前でもう一度十字を切る

彼はそこに驚きを残し未来を託し目を閉じる

その瞳の奥に最後に映ったのが何者かを知っても
現実とは何かを見失わずにいられるだろうか?

0808 獅子の時代

百万の嘘が飛び交い
百獣の王の目が疑う

迷える乱世にあって
志ある賢者達ですら
選ぶべき道を見誤る

狂騒曲が鳴り響く中

ただ一つの真実から
決して目を逸らさず

道を選ぶのではなく
道なき道を切り拓き

新たなる道筋を創り
明日に向って歩む者

歴史は彼を歓迎する

その大いなる意志に
誘われるようにして

獅子は深く名を刻み
その使命を成遂げる

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