0131 カーヴした汽笛

流星を躱し
綺羅星を潜り
奔り抜けてゆく
銀河鉄道

まるで幾百の薔薇の名前に
恋を透かして映す影絵のよう

翻った夜空から
夕暮れの裏側を覗いて

そっと
水晶で象った
誰も知らない
木の実を拾い上げる

こんなにも美しい永遠の隣で
僕は緩やかなカーヴを描きながら
ひと時の眠りへと堕ちてゆく

Copyright 1999-2010 hideaki matsuoka. All Rights Reserved.